若山牧水

夕月夜心もしのに白露の置くこの庭にこほろぎ鳴くも  湯原王

うらうらと照れる光にけぶりあひて咲きしづもれる山桜花
ほのぼのと明石の蒲の朝霧に島隠れゆく
            舟をしぞ思ふ

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紅の梅ちるなべに故郷に土筆摘みにし春し思ほゆ  正岡子規
遠き樹の上なる雲とわが胸にたまたまあひぬ静かなる日や  尾上紫舟

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三千年になるてふ桃の今年より花咲く春にあふぞ嬉しき  凡河内躬恒
君ゆくとその夕暮れに二人して柱にそめし白萩の歌  与謝野晶子

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かな文字


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寒椿こき紅の花に咲き冬木の庭の瞳のごとき

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水草の花のあけくれ渡し守   たか女

白魚やさながら動く水の音   来山

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窪田空穂

柿本人麻呂
仰向きに椿の下を通りけり   池内たけし

白蓮のあまたは咲けど静かなる   秋桜子

君がまだ知らぬ浴衣を着て待たむ風なつかしき夕べなりけり   馬場あき子

五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする  読み人しらず

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あまつ風雲の通ひ路吹きとじよ乙女の姿しばしとどめむ   僧正遍上